相模湾のカツオコマセ釣りに関して
シーズンということもあり、相模湾のカツオ釣りの動画がユーチューブなどでも、多数上がっているようですが、どうにも歯がゆい動画が多く、ここでその肝を書かせていただきます。
前準備
仕掛け
針は太軸のものを用意しないと、伸ばされたり折られたりします。
伊勢尼、丸セイゴなどでは無理だと思ってください。
ヒラマサ用など青物針のイナダ用などより一回り大きいものを使いましょう。太軸のムツ針も使えますがも使えますが、ネムリが深くオキアミがつけにくいという欠点もあります。
マグロ用の環付き針は、船宿から推奨されないことが多いです。針の重量が重すぎるという理由のようです。
ハリス
10号から18号ぐらいで数種類用意しましょう。食う時は、20号以上のマグロ仕掛けにも食ってきますが、16号でまず切られることもないと思われます。
たまに、浮き漁礁周辺で小型のカツオが数釣り出来ることがありますが、そおゆう状況で、10~12号のハリスが必要になります。
長さは、1ヒロから最長で3mぐらいです。長ハリスはオマツリの元で、オマツリしてしまうと、獲れる確率がぐっと下がってしまいます。
トップガイドのすぐ下まで天秤を巻き上げて、竿を置いた状態で水面直下をカツオが泳いでいる状態が理想です。
コマセの準備
相模湾では沖アミコマセ、1人3kgまでと規定されていて、船宿では3kgまでしか売ってくれません。こっそり追加を持ち込む人も多いようですが、あとから記述する理由により、3kgで何とかなります。
竿
のされたり折れてしまうような竿では問題になりませんが、そこのギリギリを狙うよりオーバースペックの硬い竿でゴリゴリ巻く方がよいようです。
マグロの竿と併用している人が多いです。
リール
これもマグロとの併用で、電動でも手巻きでも問題ありません。
よほど深い棚を狙う時以外、電動でも手で巻いたほうが無難です。
ラインは8号以上、電動の場合キャパいっぱい巻いておくと、他の深場釣りなどにも使えます。
船上で
カツオには決まったポイントというのがないに等しく、カツオのナブラを探して、相模湾を江の島沖から初島付近までうろうろします。
ナブラが見つかれば、無線で連絡しあうので、すぐ大船団が形成されます。
そうなれば、投入合図間近ですので、準備して構えていましょう。
投入後
竿掛けにセットしたりせずに、手持ちスタンディングであたりを待ちましょう。
手持ちがだるくなるころには、コマセがなくなっているので、巻き上げて詰め替えましょう。
リールのドラッグは、カツオ狙いの場合、ガチ締めが鉄則です。
当たりがあったら、
合わせを入れますが、強い引きにぐっと耐えるだけで合わせが効きます。
引きに合わせて、竿を下げてしまったり、ドラッグが引き出された状態が合わせていない状態です。
逆に、大きく振りかぶるような合わせはカツオの口が切れてしまいます。
巻き上げはゴリ巻一択です。超高速でぐるぐる走り回るカツオにちょっとでも自由を与えると、オマツリ必至です。
一杯まで巻き上げて、竿は無理に竿掛けにかける必要もないので、横に置いてハリスをつかんで、カツオの頭が海面に出れば中乗りさんか隣の人にタモ取りしてもらいましょう。
隣も魚をかけて忙しそうなときは、掛かりどころをみて、一気に手で抜き上げるのもありです。
コマセを使い切ってしまったら
長時間遊覧船になってしまったときは別にして、1日コマセを振っていれば後半には、3kgのコマセを使い切っているでしょう。そんな時はコマセを詰めずにつけ餌だけで投入し、指示棚でビタ止して待ちましょう。
同船者のコマセもあなたの席の下まで流れてきているはずです。
運が良ければ、これで2~3本追加することも可能です。
まだしばらくシーズンが続くと思われますので、ご健闘をお祈りいたします。