安倍元首相襲撃事件と旧統一教会について

安倍元首相の在任期間中に、日本にもたらされたもの、それは忖度を中心とした忖度文化です。

森カケ問題の追及が中途半端に終わってしまったこと、カルト教団に対するマスコミの報道制限などは、安倍元首相や自民党幹部の指示があったわけではなく、官僚やマスコミ各社のトップの忖度によるものが大きかったと思われます。

これは民間会社にも言えることで、部長クラスが若い時に獲得した客先などが不採算になっても切れないという事がままありました。ただ民会会社でそこを追及すると、不採算なベテラン社員は全員リストラだ。という事にもなりかねません。

まあ、安倍元首相がいなくなったことで、国会議員は旧統一教会とは関係がない、頼まれて講演したり、祝辞を送ったりしただけだ。と関係に整理に必死ですが、頼まれたからと言って、広域指定暴力団の組長就任に祝電とか送るのでしょうか。

国会議員たるもの付き合う相手は十分に事前調査し、疑わしきとは付き合わないという態度が必要と思われます。それほどに、国会議員とは影響力があるものなのです。

 

この状況は、旧統一教会には大きなダメージになっていることでしょう。それは山上容疑者にとって望外の大成功と言ってよく、例えば旧統一教会の教主を殺害できたとしても、ここまでのダメージは与えられなかったかもしれません。

統一教会にダメージを与えることは、卑劣なテロリストを利することですので、複雑な思いもあるのですが、旧統一教会側に問題がありすぎるので、仕方ありません。

山上容疑者の母親から1億円の寄付(呼び方はともかく)を受け取り、5千万円を返却したと報道されていますが、山上容疑者にしてみれば、それだけの金があったのなら、

大学に通って自衛隊に入隊しなくてもよかったのにと当然考えたでしょう。

それは母親が問題だというのであれば、詐欺にひっかかるほうが悪いので、詐欺師に罪はないと言ってるようなものです。

 

もう安倍晋三氏はいないのですから、過度な忖度はもうやめるべきです。

日銀の黒田総裁、アベノミクスはもう終了です。

いつまでも金融引き締めで、世界の流れ方取り残されていることを自覚していますか?