Windows7のサービス停止について

実は、私はほんの4年ほど前まで、日本のだれもが知っている大手物会社の社員でした。

正社員で、大学を卒業してから定年までそこで務めていました。

 

入社当時は仕事にコンピューターを使うことなど夢の夢で、最新設備として一部の支店にFAXが導入されたばかりでした。

 

しかし、ほかの業種にやや遅れながら、仕事をコンピューターにゆだねるようになっていきました。

Windows95の時代には、コンピューターをPCと称するようになりますが、その依存度は低く、XPの時代になってようやく全国レベルでのPCによる業務が一般化します。

 

そして2014年、XPはサポート終了を迎えます。

しかし、会社の上層部はそれを深刻に受け止めることができなかったようです。

サポート終了に先立って、あるいは同時期に新しいシステムに移管されるだろうと思っていたのですが、会社は1年以上2年近くXPを使い続けるのです。

 

そんなものは、エボラ出血熱の蔓延地域を旅行して、健康診断も受けないで人と肩くんだり、ハグしたりしているようなものではないですか。

 

サードパーティーのサポートがあるから大丈夫?

無資格の闇医者からもらったワクチン飲んだから大丈夫と言っているようなものです。

 

自社だけで全社ウィルス感染だけでも大ごとですが、顧客とデータの交換を普通にやっているのです。顧客のデータが破壊されたり、流出したりしたらどうするつもりだったのでしょう。

 

そんな会社も、やっと重い腰を上げ、私が定年になる少し前にWindows7を導入しました。

すでに8も出ているのに、10も開発中なのに、今更7?

そして、そのWindows7サポート停止を迎えようとしています。

 

後輩たちのために、今度こそ速やかに最新(10しか選択肢がありませんが)のシステムに交換していただけるように祈るばかりです。